機能別組織の特徴 多くの企業では、機能別組織の体制を採用するところが少なくありません。これは情報管理や報告、及び連絡といった指揮命令系統がスムーズに実現できると言う点や、それぞれの業務の責任範疇を明確にすることができると言うメリットがあるためです。担当者は自分の業務に専念することでその責任を果たし、他の業務に惑わされることなく集中して作業を行うことができるのがポイントです。日本の企業の多くは古くから職能別に編成した分業制を採用していることが多く、機能別組織の体制はこの考え方に適したものとなっており、管理をする立場からも効率よく管理をすることができることから、広く採用されている体制です。 メリットその1:経営の効率化を実現 企業の経営者は様々な業務を効率的に分担し、その効率を高めようと考えることが少なくありません … [もっと読む...] about 機能別組織の特徴とメリット・デメリットを解説!
経理・財務一覧
決算書や仕訳、経理、資金繰り等財務・経理にまつわる記事一覧はこちら。
【管理部担当者必見】原価計算における配賦の目的・計算方法
配賦計算を行う目的 配賦とは、企業全体でかかっている共通的な経費をそれぞれの部門に分担して負担させる方法のことで、企業の利益を正しく計算する上で非常に重要な考え方となっています。企業経営をするためには様々な組織運営に必要な間接費を明確に把握する必要があり、またこれを適切に計上することで、正確な利益を確保する上で重要な要素となります。一般的に商品のコストや様々な経費等が意識されることが多いのですが、実際にはその他にも管理費などの様々な経費が発生していることが忘れられがちになるため、企業全体の利益計算を誤ってしまうことが少なくありません。 配賦の計算方法 配賦を正しく計算するためには、適切に間接費を集計し、これをもとに配賦基準を明確に定義することが必要となります。一般的にはそれぞれの工数に応じて一定の配賦率をかけ合 … [もっと読む...] about 【管理部担当者必見】原価計算における配賦の目的・計算方法
会社の資金繰り対策に必須!予実管理の5つのステップ
目標を設定・数字に落とし込む 予実管理の基本は目標を設定することと、数字を落とし込むことです。事業目標を基本に、部門単位で予算作成を行うのがポイントになります。その数字が適切かどうか、常に判断しながらせっていすることが大切です。この妥当性の判断については、過去の実績や成長率を参考に判断する必要があります。数字が現実離れしていると予実管理になりませんから、現実的な数字を算出して設定するのが正解です。数字に落とし込む作業は、目標利益が設定されている場合は人件費や減価償却費等の経費を確認した上で、費用の予算の設定を行います。ポイントは粗利益率を決めて、部門ごとに利益目標を設定することです。後は全社の予算を合算、事業目標との差を確認して次に進みます。 予実の差異を確認して課題を特定し、解決案を策定する 予実の差異を確認 … [もっと読む...] about 会社の資金繰り対策に必須!予実管理の5つのステップ
BSに現金が計上されているのに、手元にキャッシュがない?審査で見抜かれるポイント
BSつまり貸借対照表では現金が大きく見えるはずなのに実際はない… そういう事態は原因の究明と把握が不可欠です。 企業は設備投資を行ったり売掛金が発生するなどして、さまざまなお金の動きがあるものです。当然ながら一時的に大きく出ていったり、逆に入ってくることもあるわけですが、中には不自然なくらいに現金が多い企業があります。現金が多いのは一見するとキャッシュフローに余裕がある印象ですが、不自然なほどの多さだと、それは何らかの問題をはらんでいると考えられてしまうことがあります。現金が数百万円どころか1千万円も2千万円も金庫にある企業は、税務署に怪しまれたり税務調査の対象になる可能性が高いです。実際にこのような現金の存在は怪しいですし、現金の残高を確認する為に金庫が開けさせられてもおかしくないでしょう。 審査で問題となる … [もっと読む...] about BSに現金が計上されているのに、手元にキャッシュがない?審査で見抜かれるポイント
融資の審査で疑われる粉飾決算とは?資金繰りに影響大で要注意!
粉飾決算とは? 粉飾決算とは会社が融資を受けやすくしようと、実際に売り上げた金額よりも多めに決算書に記載する、赤字を黒字にするなどして、自分の会社の財務内容がよく見えるように操作を行うことです。意図的にではないにしても粉飾決算を行ってしまう会社は、一定数あると言われています。 中にはニュースになるような大胆なケースを行う企業もあり、年商5000万円の会社が粉飾決算を行い年商5億円に修正したケースもあります。粉飾した決算書をもとに、1億円の融資を受けた事例なども報告されています。取引する銀行ごとに異なる決算書を作り、提出した銀行から借りる金額は正しく記載し、それ以外の金融機関からの借り入れ金額を実際よりも少なくごまかし、負債総額を実際よりも少なく見せることもあります。 このような粉飾決算の具体的な手法については下 … [もっと読む...] about 融資の審査で疑われる粉飾決算とは?資金繰りに影響大で要注意!