部門別損益管理が必要な会社の特徴 部門別損益管理が必要となるのは、規模が大きくなり部門数や店舗数が増えてきた会社です。部門別に損益管理ができていないと、どの部門が儲かっているか、儲かっていないのか把握することが難しくなります。これでは、赤字部門を見つけ出すことも困難になるでしょう。その結果、会社全体の利益を損ねることにもつながりかねません。正しい経営判断が行えなくなるので倒産リスクも高まってしまいます。そのため、規模が大きくなってきた会社では部門別損益管理を行い、事業や店舗ごとの損益を把握することは、安定した会社経営を行うためにも重要となるのです。 正しく部門別の損益を管理する方法とは? 正しい部門別損益管理の方法は、部門別の内訳を明確にすることです。それぞれの部門の売り上げや粗利、経費を整理し、把握できるよう … [もっと読む...] about 本当にうまく運営できてる?正しい部門別損益管理
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企業の組織運営をするにあたって知っておきたい!マトリクス型組織の特徴とメリット
マトリクス組織の特徴 最近の企業では、その体制にマトリクス組織を採用するところが増えています。それまで多くの企業は機能別組織を基本に構成することが多かったのですが、最近ではこのマトリクス組織のメリットが広く受け入れられるようになり、これを採用する企業が増えているのが実態です。マトリクス組織の仕組みは、様々な部署が相互に密な連携関係を持つことができるのがポイントであり、機能別組織との違いは、それぞれが横の連携関係を効果的に持つことができる点にあります。様々な状況に迅速に対応することができるのがメリットであり、機能別組織のような縦割りの関係ではないため、柔軟に物事に対応することができるのがポイントです。 メリット … [もっと読む...] about 企業の組織運営をするにあたって知っておきたい!マトリクス型組織の特徴とメリット
BSに現金が計上されているのに、手元にキャッシュがない?審査で見抜かれるポイント
BSつまり貸借対照表では現金が大きく見えるはずなのに実際はない… そういう事態は原因の究明と把握が不可欠です。 企業は設備投資を行ったり売掛金が発生するなどして、さまざまなお金の動きがあるものです。当然ながら一時的に大きく出ていったり、逆に入ってくることもあるわけですが、中には不自然なくらいに現金が多い企業があります。現金が多いのは一見するとキャッシュフローに余裕がある印象ですが、不自然なほどの多さだと、それは何らかの問題をはらんでいると考えられてしまうことがあります。現金が数百万円どころか1千万円も2千万円も金庫にある企業は、税務署に怪しまれたり税務調査の対象になる可能性が高いです。実際にこのような現金の存在は怪しいですし、現金の残高を確認する為に金庫が開けさせられてもおかしくないでしょう。 審査で問題となる … [もっと読む...] about BSに現金が計上されているのに、手元にキャッシュがない?審査で見抜かれるポイント
融資の審査で疑われる粉飾決算とは?資金繰りに影響大で要注意!
粉飾決算とは? 粉飾決算とは会社が融資を受けやすくしようと、実際に売り上げた金額よりも多めに決算書に記載する、赤字を黒字にするなどして、自分の会社の財務内容がよく見えるように操作を行うことです。意図的にではないにしても粉飾決算を行ってしまう会社は、一定数あると言われています。 中にはニュースになるような大胆なケースを行う企業もあり、年商5000万円の会社が粉飾決算を行い年商5億円に修正したケースもあります。粉飾した決算書をもとに、1億円の融資を受けた事例なども報告されています。取引する銀行ごとに異なる決算書を作り、提出した銀行から借りる金額は正しく記載し、それ以外の金融機関からの借り入れ金額を実際よりも少なくごまかし、負債総額を実際よりも少なく見せることもあります。 このような粉飾決算の具体的な手法については下 … [もっと読む...] about 融資の審査で疑われる粉飾決算とは?資金繰りに影響大で要注意!
粗利の改善をあきらめない!利益体質を改善するために必要なこととは?
粗利(売上総利益)の改善方法は? いわゆる粗利と呼ばれる売上から原価を差し引いて算出される売上総利益は、改善することができます。粗利は仕方がないと改善をあきらめる企業が少なくないですが、決してあきらめる必要はありません。原料の価格高騰や人件費の上昇、円安などの要因は確かに利益の減少を招きますし、対策を講じなければ利益は減る一方です。特に、中小企業は家賃などの固定費を見直したり減らすのが難しいので、必然的に外注費等の変動費を見直すことになります。変動費は売上高によって増減する原価のことで、売上高から変動費を差し引いて出るのが粗利ですから、変動費を減らせば結果として粗利が増えます。 ①現在の状況を把握する 粗利を改善するにはまず、現状の売上や原価を計算して状況を把握することが必須です。例えば、飲食店であればメニュー … [もっと読む...] about 粗利の改善をあきらめない!利益体質を改善するために必要なこととは?